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ダルド()は、イタリアのセレニア(現在のSELEX エルサグ)社が開発した近接防空システム(CIWS)。 == 概要 == 本システムの特徴は、(ファランクスに代表されるような)従来のCIWSが自己完結型システムを指向していたのに対し、目標捕捉レーダーと射撃指揮システム(FCS)、機銃を分散配置し、艦のシステムと統合している点にある。 上記の特徴から、ダルド・システムは、いわば同社のNA-10砲射撃指揮システム(GFCS)のCIWS バージョンとも表現できるものになっている。目標捕捉レーダーとしてはSバンドのRAN-10S、射撃指揮レーダーとしてはXバンドのRTN-20Xが標準的であるが、大口径の76mm砲を採用する構成ではより大出力のRTN-30Xが用いられ〔、また、中国ではRTN-20Xを山寨化した347型レーダーが用いられる。なお、電子攻撃を受けている状況を想定して、電子光学(EO)式の副方位盤も組み込まれる。情報処理装置としては18ビットの電子計算機が採用されており、目標捕捉レーダーからの情報に基づき10個の目標を同時追尾可能である。交戦は全自動化も可能とされている。なお、操作コンソールはNA-10のものと類似している〔。 これらのFCSおよび情報処理装置と連動する砲熕兵器としては、下記のようにオート・メラーラ社やブレーダ・メッカニカ・ブレシャーナ社のコンパット・マウントが用いられる。 * 76mm スーパー・ラピッド砲 * コンパット・フォーティー 40mm連装機関砲 * 76A式37mm連装機関砲 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダルド (CIWS)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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